トップページの目次
1.生理痛、生理不順の原因
2.生理痛、生理不順の対策
3.生理痛、生理不順に効果効能があるサプリメント
4.サプリメント以外での予防改善
5.生理痛、生理不順に関係する治療法
6.生理痛、生理不順に処方される漢方薬
スポンサードリンク
生理痛、生理不順の原因
生理痛
生理痛は1ヶ月前後の周期で子宮が子宮内膜と血液と一緒に、押し出そうと収縮する時に伴って起こる下腹部や腰の痛みのことです。頭痛や眠気、イライラなどを伴う場合もあります。
症状が激しく生活に支障が出る場合などは、子宮内膜症や子宮筋腫などの疑いがありますので産婦人科で診断を受けてください。
生理不順
生理不順は生理の周期が39日以上あいたり、月に2~3回あるなど周期が不規則な場合を指します。周期の乱れは女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンのバランスがくずれたことが原因と考えられます。
3ヶ月以上の無月経を「続発性無月経」といい、数ヶ月以上無月経なら「無排卵性月経」です。このよう方も産婦人科で診断を受けてください。
生理痛、生理不順の対策
生理痛、生理不順の対策としてはホルモンバランスと血液循環の改善がポインになります。
生理痛、生理不順に効果効能があるサプリメント
●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- イソフラボンはエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。
- レッドクローバーの有効成分はイソフラボン類です。
- 鉄、銅、ビタミンEは血液循環を良くし、ビタミンEはさらに女性ホルモンの分泌を促進しますのでビタミンEは生理痛と生理不順、両方に有効です。
- ブラックコホシュは、生理痛と生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
- ビタミンB6とツキミソウ油は、生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
- カルシウムは生理痛に伴うイライラを改善してくれます。
サプリメント以外での予防改善
女性ホルモンはデリケートなホルモンですのでストレスや環境の変化、体の冷えなどに注意して、過激なダイエットなどしないようにして規則正しい生活を心がけてください
また一般的に生理のトラブルの多い人にタンパク質不足が指摘されていますので、卵や大豆、脂肪の少ない肉類、魚などで補ってください。またアボガドやナッツ、ウナギ、緑黄野菜はビタミンEを含んでいますので積極的に摂りましょう。
生理痛、生理不順に関係する治療法
子宮内膜症のロイコトリエン拮抗薬(きっこうやく)を使った治療法
卵巣がんの新治療薬「ドキシル」(一般名ドキソルビシン塩酸塩)
スポンサードリンク
生理痛、生理不順に処方される漢方薬
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。
実証
- 通導散(つうどうさん)
女性の月経不順、更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)や、便秘、頭痛、のぼせ、不眠などがみられる場合に有効です。 - 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
女性の月経困難症や更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)、頭痛、のぼせ、めまい、便秘、足腰の冷えなどがある場合に有効です。 - 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
体力に関係なく、月経痛の痛み止めとして用いられます。
中間証
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
「お血」(ドロドロ血液)のある女性の月経不順や月経痛、婦人科疾患に用いられます。血行不良、足腰の冷え、のぼせ、方こり、頭痛、動悸、イライラがある場合に有効です。 - 温清飲(うんせいいん)
女性の月経不順、更年期障害、血の道症などに用いられます。のぼせ、皮膚の乾き、出血傾向のある方に有効です。 - 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
体力に関係なく、月経痛の痛み止めとして用いられます。
虚証
- 温経湯(うんけいとう)
女性の月経不順・困難や更年期障害などに用いられます。口渇、下腹部の冷えと痛み、おりもの、下痢、頭痛、腰痛、肩こりなどがある場合に使用します。 - きゅう帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
胃腸障害のない女性の性器出血、月経過多など下半身の出血に用いられます。 - 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
女性の月経不順、更年期障害、貧血などに用いられます。足腰の冷え、貧血、疲労感、血色不良、下腹部痛、頭重感、肩こりなどがある場合に使用します。 - 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
体力に関係なく、月経痛の痛み止めとして用いられます。
スポンサードリンク